« 命日 | トップページ | 秋近し »

15ページの君

図書館で本を選んでいる時、違和感を憶えた。

初めて来た図書館だから? なにかが違う… 気になりながらもパラパラとページをめくった瞬間に「あっ!」と思い出した。15ページの君を…

ここに越してくる前に住んでいた町の図書館で、ある日、何を読もうかと探している時に15ページに○印がついていることに気がついた。図書館の方に訪ねたら「蔵書が多いので同じ本を借りないように、そんな印をつける人がいる」という説明だった。

○印は2Bくらいの濃さで太さもいびつだったから鉛筆で書いているようだった。

それだけのヒントから、定年を迎えて読書三昧の時間を得たのでせっせと図書館通いしている人だと推理した。みんなが利用する公立図書館の本に印や書き込みをしてはイケナイけど、邪魔にならない所を選んで鉛筆で消し易いようにと、それなりの気遣いがあるように思えた。

私と趣味が似ているらしく、借りたい本によくその印がついていた。新刊本は運良く私が先に借りられる事もあった。

初めて行った図書館で、本を選んでいる時に感じた違和感は15ページに○印がなかったから。  今もあの地でせっせと印を増やしているのかしら?15ページの君は…

|

« 命日 | トップページ | 秋近し »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 15ページの君:

« 命日 | トップページ | 秋近し »